長かった残暑が、ようやく落ち着く気配を見せています。昨年のちょうどこの時期、夫の羽毛布団を出したところ我が家の茶トラ(猫、当時一歳、雄)が粗相(小)をしました。フワフワの心地よさについうっかり?と思ったのは間違いで、なんとその後、夫の敷、掛け、枕とあらゆる寝具が標
的に…。
ネットで調べたり、獣医さんに相談したりと人間が右往左往したところで、猫の心はわかりません。
防水の介護シーツを一日おきくらいに洗濯していたら、重かったのか洗濯機が壊れました。水道局からは、漏水してませんかと問合せがきました。この先もこの生活は続くのかとあきらめモードが漂い始めたころ、不思議なことに気付いたのです。それは、茶トラはやっぱり可愛い、という単純な事実でした。
人間の布団にチャーをするという困った行為でさえ茶トラの一部分で、それを含んだすべてが可愛い、それは発見でもありました。なんと深い猫愛が私の中にあったのかと。人の隠れた一面は、こうして引き出されるのかもしれません。
ところで力石家に、猫は二匹います。先住猫のキジ猫との力関係もしくは満たされない恋が、茶トラをそのような行為に走らせているのかもしれません。そのことは、またの機会に聞いていただければと思います。
コメントをお書きください