コロナウイルス 自粛生活

 先月から、日本も含め世界の最大の関心事は、新型コロナウイルスとなりました。

 すぐに収まるだろうと楽観していた私も、わずかですが保有している投資信託は暴落した上、ドラッグストアに並んでもマスクやトイレットペーパーは、手に入らずといったことに直面しました。友人が送ってくれて事なきを得ました。感謝。

 

 不要不急の外出は控え、家にいる時間が増えました。さて家にいてどう過ごすのか。

こういう事態で思い出すのは、刑務所に拘留された二人の人の過ごし方です。1人は冤罪で164日間拘留された労働省元官僚の村木厚子さんです。無実の罪で入れられた中で、しっかりと食事を取り、150冊の本を読まれました。その期間心の支えは、知人が差し入れてくれた1冊の本です。「一日を一生と思い、精一杯生きる。千日は、その繰り返し」という天台宗高僧の「1日1生」という本でした。

もう1人は、1年9か月刑務所に入った堀江貴文さんです。刑務所での彼の任務は意外にも高齢者の介護でした。自由時間は、本を読んだり(何と1000冊も!)、腕立て伏せをして体を鍛えたそうです。一緒にいた9割の人はそんなことはせずに、新聞読んだり、将棋をしたりということでした。2人の時間の使い方には感心します。

 私も体を鍛えたり、本を読んだりして自分を磨いて過ごそうと思いつつも、実際は雑事に追われ、理想の過ごし方には程遠いです。

 

 その後、村木厚子さんは、講演会や社会活動をされ、堀江貴文さんは、プロジェクトを立ち上げたり、宇宙開発を進めたりと自己実現を進めておられます。現在幸せに感じるときはとの質問に対しては、お二人とも「美味しいものを食べたとき。」と答えました。美味しいものを食べるというのが、人間にとって一番幸せなひとときなのかなと思いました。私も、これなら真似をできそうです。

皆さまも、幸せなひとときをお過ごしください。