明けましておめでとうございます。令和になって初めてのお正月で、いよいよオリンピックを迎える年です。2020年は遠い先と思っていたのが、この夏に開催とは刻の流れの速さに驚きます。その中でも、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
先日、大阪府社会保険労務士会の新春講演会&ライブに行ってきました。昨年は、バイオリンの演奏に感激いたしました。今年はシンガーソングライターの悠以(ゆい)さんによる「講演とライブ」でした。
悠以さんは、男性として生まれ、心と体の違いに悩みながら成長しました。その葛藤を音楽にぶつけ、作曲に打ち込みました。高校卒業と同時に、性同一性障害の診断を受け、今は戸籍も変更し、自分らしく生活されています。
昨今、LGBTや性同一性障害などが社会で認知され、性的少数者の権利を守り、その人たちが生活しやすい環境を整えるため、行政や企業や学校などが取り組みを進めています。
新聞や書籍・ネットなどで読んだことはあるものの、まだどこか遠い存在でした。しかし、目の前で本人から語られる深い悩みや葛藤と生きづらさは、想像を絶するものがありました。
100人いれば100人が違う。自分と異なるものに対して、怖くて排除してしまうのではと私は考えます。しかし多様化の時代において、世間のものさしではなく、自分のものさしで、自分らしく自由に生きることができれば人は幸せです。どれが正解かはありません。人は皆ひとり一人が違っていていいんだと考え、相手が自分と違っていてもその相手を受け入れて、お互いを認め合うことができれば良いなと思いました。また、そうできる人間でありたいと強く思いました。
講演のあとのライブでは、力強さと優しさが織りなす歌声を披露され、抜群の歌唱力に感動しました。ホリプロに所属されているそうです。
皆さまにとって良き1年でありますよう心から祈っております。