論語 アリとキリギリス

残暑も厳しく、なるべく外出も控え、本の整理をしていたところ、論語の言葉を見つけました。自戒も込めて、紹介させていただきます。

  【人にして遠き慮(おもんばか)り無ければ、
            必ず近き憂い有り】

  訳:遠くまで見通すことができる深い考え方のできない人がいたら、必ず身近なことで困ったことが起こるに違いない。

 イソップの「アリとキリギリス」は有名です。
  アリは、先を見通していました。いま何をすべきか、物事の優先順位を自分で考えることは、とても大事なことです。
  
  先を見通して道筋を立てると、慌てなくなるので、余裕が生まれます。余裕ができると、丁寧に取り組むことができます。その積み重ねが、志を果たすことにつながるのです。
   (スイスイ論語 安岡定子より引用)

   最近の私は日々目の前の仕事に追われ、先を見通す余裕を失っていたことに気づき、ハッとしました。これからは将来の展望を頭に、じっくりと物事にあたる余裕を持つよう心掛けたいと思います。

   秋は、美味しいものを沢山食べて、本をじっくり読んだり、映画をみたりしながら、ゆっくりと考えをめぐらそうと考えています。
   皆さま、夏のお疲れがでませんように。