今年は、梅雨明けが遅く、例年なら祇園祭の頃には、汗だくなのにそれほどでもなく不思議な感じがしています。
先日、受講した「人を大切にする人材育成」という研修の中で、興味深いデータがありましたので、ご紹介させていただきます。
日本の企業は、法人としての数は、中小・零細合わせて400万~500万社あると言われています。
その中で、創業50年以上続く会社の確率は0.7%、100年以上続く確率は0.03%だそうです。そして、世界で200年以上続いている会社は、7,000社です。その中の3,100社が日本だそうです。2位がドイツ、3位がイギリスです。(帝国データバンクより)
創業して50年続く企業は、1,000社のうち、たった7社ということになります。驚くほど少ないなと思いました。100年続く会社になりますと、10,000社に3社です。 会社を存続させていくというのは、大変な苦労があることが分かります。
50年以上という期間は、時代の変革に対応できたことはもちろんですが、1代ではなし得ないことであり、後継者が育ち、スムーズに継承なされたことを意味します。それがいかに困難なことなかを数字が語っています。
人材が不足し、AIが台頭する時代の中、後継者育成も含め人材育成が、今後より一層重要なものになっていきます。人材育成は、短期間で行なえるものではありません。会社としての目的・方向性を社員に示し、日々教育し導いていくには長い期間を必要とします。
少しでも何かヒントになることを、またの機会にお伝えしたいと考えています。
これから夏本番です。どうか、お体に気を付けてお過ごしください。