明けましておめでとうございます。
年賀状は、私にとってお正月の恒例となっています。友人が初孫の世話をしている等の近況報告を、微笑ましく読んでいます。その中で目に留まったのは、今年米寿になる実家の母からの毛筆で書かれたものでした。
今もよし 昔も恋し 老いの春
調べてみますと、富安風生(とみやすふうせい、1885-1979)の句でした。昔も恋しは一般的ですが、80代の高齢となり、今もよしと思えることに感銘を受けました。
私自身、昔ばかりを懐かしむより、今が良いと思えるように日々研鑽を積み、感謝の気持ちを忘れずに歩みたいと考えています。果たして80代になったときでも、その心境に達することができるのか定かではありませんが、私もいつまでもそう思えるよう歩んでいきたいと、改めて強く思いました。
皆様にとって良い一年となりますように、心から祈っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。