皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
先月、梅雨のジメジメを吹っ飛ばそうと、松田聖子の大阪城ホールでのコンサートに行って弾けてきました。
観客は、私と同世代の男女で、若者は見かけませんでした。
彼女は私と同世代、歌声は昔と変わらず、舞台を駆け回り歌うパワフルな姿に感激しました。
日頃、どれだけの節制と訓練をしているのだろうかと感心しました。
最近私は、老眼で、数字を何度も見直したり、たびたび忘れものをしたりして、流石に若くないと実感します。しかし、まだまだ頑張ろうと思えた元気が出たコンサートでした。
老いを考える時、米国の詩人の言葉を思い出します。以前、読売新聞に掲載されていましたので、ご紹介します。
<青春とは人生のある期間をいうのではなく、心の様相をいうのだ。>
この一節から始まる詩は、さまざまに対句表現を重ねて、「若さ」と「老い」を語っていく。
<年を重ねただけで人は老いない。 理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ
人は信念とともに若く、疑惑とともに老ゆる
人は自信とともに若く、恐怖とともに老ゆる
希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる>
Youth(青春)と題された詩の作者はサミュシェル・ウルマン。米国でも知る人の少ない“幻の詩人”だった。戦後まもなく、米紙が「元師愛謳の詩」として報じたことを機に邦訳され、日本で広まっていった。
特に、松下幸之助ら戦後経済の礎を築いた財界人がこの詩を愛し、座右の銘とした。
彼らは、失意の中から立ち上がり、無我夢中で走り続けた自分と重ねたのかもしれない。
読売新聞(2017.2.12付) 抜粋
私も、心はいつまでも若く持ち続けるようありたいものです。
暑い日が続きますが、皆様、無理をされず、お体に気をつけてお過ごしください。