皆さまは、ゴールデンウイークはどのように過ごされたのでしょうか。
私は夫と六甲へ行ってきました。新神戸駅から布引の滝を抜け(ここまでは笑顔で余裕でした)、摩耶山の掬星台をめざします。
途中、道が二つに分かれていました。道標を前に、通りがかる老夫婦に相談すると、右に行く方が近道と答えてくれました。その老夫婦についていくと…、とんでもなく険しいコースでした。這うような岩場ばかりで、初心者の私は何度も泣きそうになりました。それをその老夫婦は、速度を落とすこともなく淡々と登っていき、私たちは見失ってしまいました。
戻ることもできず、何度も休憩しながら、このコースの選択を後悔し、元気に登る旦那の後ろ姿を恨みました。(笑い) それでも登り続けます。登り続けて2時間あまり。とうとう座り込んでいると、上から降りてきたおじさんに、「この階段を登り切れば頂上やで。あともう少しや。」と励まされました。やっとの思いで登りきると、展望台がありました。息を呑む素晴らしい景色でした。
自分の足で登ってきた達成感を味わい、今までの疲れは一瞬に吹っ飛びました。
今回、達成感や喜びはその苦労の大きさに比例すること、そして下調べや準備の大切さを学びました。
安倍首相の米議会でのスピーチも賛否両論はありますが、入念の準備が成功の要因とされています。プレゼンは準備で8割決まると言われています。これからは、遊びはともかく仕事の準備はさらに入念に行いたいと思います。また苦労や努力が自分の力となり、達成感や充実感につながると心に刻み日々精進していこうという思いを深めました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
<参考>
六甲山系の摩耶山「掬星台」から眺めるパノラマ夜景は日本三大夜景に数えられ、夜空の星はもちろんのこと、眼下に広がる神戸の街が宝石箱をひっくり返したように美しく輝き、見事な神戸1000万ドルの夜景を見ることができます。
掬星台は標高約700mにあり、同じく日本三大夜景の函館山(334m)、稲佐山(333m)よりも高度があり、神戸市内のみならず、大阪や関西国際空港、西は明石方面まで一望できます。六甲山系ではもちろん、関西でも屈指の美しいパノラマ夜景です。
摩耶山という名は、弘法大師が釈迦の生母・摩耶夫人の像を祭ったことから付いたそうです。また、掬星台という名の由来は、先人が満天の星空があまりにも美しく、「手を伸ばせば星が掬(すく)えるようだ」 と言ったところから来ているそうです。
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