労働保険料申告納付

 労働保険とは、労災保険と雇用保険の総称です。名の通り、労働者の為の保険の為、代表者や役員については除外となります。労働保険料は、労働者に支払う賃金総額に保険料率(労災保険率+雇用保険率)を乗じて得た額です。

  4月から翌年3月までの1年間を集計し、6月1日から7月10日までに労働保険申告納付をすることになっています。 

労災保険料

 労災保険料は、業務上のケガや病気の補償であるため、保険料は全額会社負担になっています。

労働者の賃金総額に労災保険料率を乗じて得た額です。事故が起きにくい卸売業や小売業などは低く設定されており、建設業など危険な業種は高く設定されています。

 

雇用保険料

◎雇用保険率表  (平成28年4月1日改正)
事業の種類 保険率 事業主負担率 被保険者負担率
一般の事業 11/1000 7/1000 4/1000
農林水産
清酒製造の事業
13/1000 8/1000 5/1000
建設の事業 14/1000 9/1000 5/1000

 

雇用保険料は、労働者に支払う賃金総額に雇用保険率を乗じて得た額です。事業主と労働者双方で負担することになっています。

雇用保険料率表はこちら